マニラ生活 凄い人にナンパされた話

其の日はお休み。


日差し強い初夏のマニラ。
マカティ市内を歩きまわって必要な買い物リストを1つずつクリアにしていき、帰路につく。
途中であまりの暑さに、もうダメ!
となって近くのカフェへ。

ニヤニヤしながら、大好きなみうらじゅんポッドキャストを聞きながらコーヒーを飲んでると
音もなく(イヤホンしてたから)隣に男性一人

ハッ!なななななに?

とドギマギしていると

ニホンジン デスカ?

と聞いてくる。
左手にすっごい厚手のハードカバーの司馬遼太郎とでっかく書かれた一冊の本を
抱え、無表情な曇ありの眼でまっすぐ私の方をみていた。

異様な出で立ちよりも、公共の場でのカタコトでの日本語アプローチよりもなによりも
私の胸いや目に突き刺さったもの

それは・・・

 

 

 

鼻毛(左私からみて)の主張!!!!

 

 

 

 

 

 

もうね。
鼻毛という呼称の域を超えちゃってる
その堂々たる真っ直ぐな一本の線は一寸法師だったら刀にして鬼の胃を内部から
突き刺すといったなんとも残虐な行為に使ったに違いない。
口は動いているのに、微動だにしないその姿
もはや、師のオーラをも醸し出している。
カレの周りには女子や男子の友達らしき人たちがいたのに
誰も教えない一つのプレイ・・・?

ワタシハ日本語うぉ ベンキョシテテ司馬リュタロが大好きナンデス

ちょっちょいちょいッまって!
処理しきれん!一度に処理しきれん!
ナゼマニラで日本語勉強しとんじゃッ!
タガログ語勉強せぇ、タガログを!!

デンワバンゴウ 教えてください So that we can catch up for coffee or something.
I can teach you Chinese and you can teach me Japanese! Deal?

カタコトか・ら・の~英語になった時の突然の流暢さ!
ギャップ男子ですね!

そーりー
あい どんと はぶ ふぉーん
あんど、あい あむ こりあん そーりー

とカタコトで英語でかえして、英語できないアピールそして人種詐称して事無きを終えました。

いやー、出会いっていつあるか分からないものですね!
アンテナ張っておかないと♥